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2007.10.22

十角館の殺人

借りて読んだらものすごく面白かった小野不由美さんの十二国記シリーズを
買おう買おうと思い続けて早数年。まだ一冊も買ってません。
十二国記を読んでいない友人に「合わなかったら買い取るから」と買わせて、
逆に勧められた十角館の殺人を私が買ってみました。
昔から気になってはいたんで、いつか読もうとは思ってたんですけどね。

出たばかりの、新装改訂版だそうです。
本文図版に小野不由美さんの名前があってまずびっくり。
さらにページをめくって、「字でけぇ!」とびっくり。
横溝正史・江戸川乱歩・夢野久作しか読んでいない私には、とにかくでかい。
改訂前からあの大きさなのかしら。寝ながら読むにはちょっと分厚く感じました。

で、読んだ人には分かるであろう「あの一行」で飛び起きましたよ。
いやー、びっくりした。盲点だった。
自分の勝手な思い込みのせいなんだけれど(それもトリックのせいですが)
あれは驚いた。

そして、あとがきを読んでいて、もう一度飛び起きることになります。
(以下、一部引用・要約)

「メイントリックの発案者は小野不由美女史であり・・・」

多分、この本で一番驚くところはココです(笑)

内容は、面白かった…んですが、なんというか、
もっとこう、島の描写や人間関係の掘り下げが緻密に描かれていたら
更に私好みだったかなー、という印象。
私は「謎を解く気がない」んですよね。
恐らく多くの人は、犯人を予想しながら読んでいくのでしょうし、
この本はその課程をトコトン楽しめる作りになっています。
でも私の場合、事件は名探偵が解決すればそれでいいんです。
事件の起こる町や村、そこに生きる人々の醸し出す雰囲気や空気感、
どうしようもなく悲しい真相を名探偵がどう語るのか、
そして真犯人の胸中やいかに…てのが好きなんですよね。
この辺が本当にあっさり描かれて終わっちゃうのが残念。

…なんてことをくだくだしく書くまでもなく、
実は原因はよく分かってます。

名前がカタカナで覚えにくいのが、一番の敗因。(だめすぎる)
やっと覚えた頃には死んでしまうんですもの。ほろりるら。

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コメント

十二国記、BSで再放送を頻繁にやるので、よく見てました。
全ては見切れてないんですけど、面白いですよね!

この本も面白そうですね。
しかし、ぴよりらさんのダメさ加減は非常に笑えましたよ!
人物を覚える前に死んでしまう・・・ぷぷぷ。
あっ!でもそう言えば私も「三国志」は同じ理由で読破すら出来なかったような・・・
・・・
・・・
さらば!

投稿: 屈辱のアザラシ | 2007.10.26 00:37

>屈辱のアザラシさん
アニメにもなってましたね。
前半の暗さをどうするのだろうと不安でしたが、
お友達が出て来るんですよね。
原作のままでは何週にもわたって地獄の暗さですからね…。

三國志の登場人物は詳しいですよ!
4コママンガで覚えたから!(だめぱむだ)

投稿: ぴよりら | 2007.10.26 14:38

十二国記私も気になりつつ読んでないんですよー
でもこの小説も読んでみたい。すごく気になります。

三国志の話ができる人がこんなに身近にいたーー
なかなかいないんですよ。嬉し~
ちなみに人物名は横山三国志で覚えました!!皆同じ顔だけど・・・・

投稿: 捺笆 | 2007.10.28 19:03

>捺笆さん
コレを少女向け小説で出したの?って程に1巻が救いのないまま終わるので、
悲惨さについていけない人は、なんとか耐えて2巻を読んで下さい。
そのドス暗さがたまらん!って人には後半物足りないのかと思いきや、
とにかくドラマティックな展開が待っているのでやっぱり続きを読んで下さい。
とにかくみんな読むべきだ(笑)
ちなみに私は後者です(^-^;

私の知ってる三國志は、帝が手乗りサイズだったり、
周瑜は血を吐いて死ぬ習性があったり、
ゲゲゲな人が出てきたり…あまりロクなものではないです(笑)
同じ顔、死ぬほど笑った…(爆)確かに同じ…(爆)

投稿: ぴよりら | 2007.10.29 04:40

初めまして。
ちょっと懐かしい本を見て出てきてしまいました。
館シリーズ、○年前に読んだなぁ‥でもこれが小野不由美さんのトリックだったなんて!!
この一行だけで、もう一度読みたくなりました(笑)
あ、私も十二国記は全巻出たら大人買いv‥と思いながらまだ買っていない口でございます(^^;

そうそう、雰囲気を味わいたい、それもちょっとおどろおどろしかったり物悲しかったり‥というのでしたら、島田荘司さんがオススメですよん。
確か舞台が昭和初期くらいのはずなので、不思議と日常が背中あわせに存在している雰囲気がかなりたまらないです。
小野さんの「東京異聞」とちょっと近い世界観かも。

投稿: くーこ | 2007.10.30 13:32

>くーこさん
おおお、お針子さんだー!いらさいましー(^-^)
私に勧めてくれた友人も気付いてませんでした<小野さんトリック
全巻出たら大人買い…すごい分かります…(笑)
続き読みたいよーぅぅ。

島田荘司さん!これまたいつか読もうと思っていた名前が!
昭和初期、いいですよね~。
東京異聞もそんな感じなのですか!
ああ、読むべきモノが増えていくー。嬉しいー(^-^)

投稿: ぴよりら | 2007.10.30 19:06

読書メーターの『十角館の殺人(新装改訂版)』感想欄に、小野さんの『白色結晶』という長編が紹介されています。『十角館』の原型作品のようです。小野さんがメジャーデビューする前の話なので、恐らくですが、京大ミステリ研が外部向けに発刊している小説誌『蒼鴉城』に載ったのではないかと。

投稿: 通りすがり | 2016.04.27 10:29

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