総額表示方式の憂鬱
皆さんはもう馴染まれたでしょうか。総額表示方式。(リンクは財務省の総額表示方式説明ページ)
税込みの価格を記載すべし、という政府からのお達しでございます。
我が家は定食屋を営んでおりますので、メニューや看板の価格を全て直さねばなりません。
レジの設定も変更です。
…なんですが、これ、お客さんにとって本当に便利なんでしょうか。
無駄な作業ではないのかと疑問を抱きつつメニューの印刷などしておりましたら、ちょっとした問題が発生してしまいました。
我が家では小数点以下の端数は四捨五入しています。
10円単位までの価格しか扱っていませんので、出る端数は0.5になり、実質切り上げです。
この状態だと、小ライスなどでお金を引いた時の金額が微妙に異なってしまうのです。
分かりやすい金額で説明してみます。
表示上10円の商品を、0.5円引きで売るとしましょう。
10円で販売されているものには今まで、9.5円と10円の二種類があったわけです。
9.5-0.5=9.0 → 販売額は9円。
10-0.5=9.5 → 販売額は10円。(0.5円は切り上げだから)
今まで、微妙にお得だった商品があったわけです。
これが今後の表示改正で変わってしまいます。
税込みの金額で表示するため、0.5円引きではなく1円引きになってしまうんですね。
ひっそりとお客さんのお役に立っている総額表示方式なのでした。
ちなみに「”○円引き”とする表示自体は「総額表示義務」の対象とはなりません」との記述はあるのですが、メニューでそこだけ税抜き価格○円引きです、とは書けませんし…。困ったものです。
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